認知症が進んでくる父の話
母が4泊5日の入院3回目をすることになりました。
前回の入院は3か月前。
明らかに父の認知症は進んでいます。
冷蔵庫に多めに作ってくれていたおかずやご飯を、自分でついで食べることはできてます。しかし、冷たいまま。チンができない。
冷たいご飯でかわいそうだけど、自分で食べてくれてるからありがたい。
私が仕事の時は息子たちが冬休みで帰ってきてるので、見に行ってくれるので、薬の確認や、テレビがつかないと困っていると助けてくれるのでとても助かっています。
冷蔵庫のご飯も尽きてきて、うちのご飯を進めるのですが、それは何故か拒否します。迷惑をかけてはいけないと思っていると思います。
何とか自分で買い物もできています。近所のスーパーさん、神です。感謝です。
しかし、スーパーのおにぎり美味しくないと言い出して、そうこう話しているうちに、じゃ、ご飯炊く?炊ける?というと、
父「何ぼでも炊けるで。子供の頃から炊いてきたんや。」
私「どうやって炊くの?」
父「牧で炊くんよ。上手く炊くで。」
私「ここは牧ないからやめとこか。」
父「そうやな。」
そうして、ちゃんと買い物してきました。
そして、私が夜勤入りの日、事件が起こりました。
父は時々頭に血が通わなくなり意識喪失することがあります。
最近では、私たちも慣れてきて、横になると戻ってくるので、寝かすようにしているのですが、それが散髪屋で起こってしまったみたいで、散髪屋から救急車で運ばれました。
病院から夫に連絡があったみたいで、私が夜勤前に仮眠している間に夫が病院に迎えに行って、自転車を取りに行って、しかも車で散髪屋さんに行くと景色が違うのか、認知症の父は場所が一致せず、何件も散髪屋さんを回ったみたいです。申し訳ない。
夕方、夜勤前に、今日は大変やったな、救急車で運ばれたんやな。と声をかけると、「えっ、病院なんか行ってないで。」
「〇〇ちゃん(夫)が病院とかいろいろついてきてくれてな。」って、ちょっと話しているうちに少しずつ思い出す感じですけど、何でそうなったかは、まったく分かっていないようです。
まあ、おいしそうに日本酒と自分で用意したご飯を食べていたので、よしとしよう。
今回は大事に至らず良かったですが、もう何がおこるか分からない。
老々介護も大変だし、そろそろ何か社会資源の活用を考えます。
今日は、パンを2個と書いたメモを持って買い物に行ったけど、買ったものは、
いつもと違うパンと、子供たちが来た時に食べてもらうお菓子と、今日は私が休みだったので温かいおでんを食べてもらおうと思っていたので、おかずは買わないでと言っていたけど、ちゃんとおにぎり2つとお弁当を買ってきてました。
孫のために一生懸命お菓子を買ってきて、涙出そうになりました。
また、かわいいボケのエピソードを書いていこうと思います(笑)