子離れについて

先日同僚がモヤモヤが止まらないと言う話。

小学生のころから野球を習わし現在の大学まで、それはそれはお金も時間も体力も気も使ってきました。

現在は地方の大学で寮生活、仕送りもしております。

お母さん(この同僚)はもちろん必死で働いています。

『息子、今帰って来ててタバコ吸っててね。匂いがしたねん。誰のお金でそのタバコ買ってるの?自分で働いてたらいいよ。一生懸命働いたお金で、なんだか裏切られたようですごく悲しかった。』

『KOHRIさんもだと思うけど、小さい頃からお金かかってるでしょ。大学も自分でやりたいと決めたので賛成してあげた。自分で決めた道を全うして欲しいし大学も辞めてほしくないし、いいところに就職して欲しい。』

それは本当によく分かります。

それを夢に描いて育ててきたからです。

私は子供が自分の物のように思っていて、自分が思ったように進まないとモヤモヤしたり、口出ししたりしていました。

もちろん、子供のやりたい方向で賛成もしましたし、不公平にならないようにそれぞれに投資してきました。

頑張って働いてお金を払ってあげているという気持ちがどこかであったのでしょう。

こんなにしてあげてるんだから、もっとすごくなって欲しいとどんどん期待しすぎたのでしょうね。

それを気づいてきたのが、子供達が大学に入ってからぐらいでしょうか。

それぞれ考えがあって、それぞれがしっかり思いもあって。

私は、自分の思いと反するとすごく自分の意見を押し付けるように言ってしまったり、傷つけたりもしたと思います。

お母さんの期待がプレッシャーになってたり、分かってもらえない苦しみがあったと思います。

言い合いになるたびに自分がとても嫌になって気づいてきました。

子供は自分の物ではなく、一人の人間として立派に育っていってます。

親が何を言っても自分の考えは変わる事はないだろうし、もちろんアドバイスぐらいはしたいとは思いますが。

そっとお金だけ払っておいたらいいということを反省と共にそれが1番の考えと思うようになりました。

子供は何も言わなくても絶対に分かってくれています。

その思いを同僚に伝え、

子離れはしないといけないね。

という話になりました。

後日その同僚は子供と向き合えて、自分の言いたいこともちゃんと言えたそうです。

同僚の子供は親のありがたみもちゃんと分かっていてちゃんと立派に育っているなぁと感じました。

いつまでも子育てはつづき、子離れしていかないといかないと改めて痛感しました。